TOP > 障碍児個別指導塾 ゆうこうまぁ 日記 > 【 算数文章題が苦手 】
たし算、ひき算
掛け算、割り算
それぞれのひっ算だって
できる
だけど
文章題は苦手
よくある話です
そんな生徒に
私がよく口にセリフ集(笑)
「問題で文章になっているだけ
ありがたいと思いなさい」
「日常生活で
こんな風に文字でわかりやすく
問題になっていることはありえない」
「生活で使えないなら
計算ができてもしょうがない」
「計算は電卓がやってくれるけど
式をたてるのはあなたの仕事」
大人にとっては当たり前で
子どもたちでは気付かない
日常にあふれるちょっとした計算
経験値の低い子どもが
どこにつまずくかわかりますか?
・単位
・言葉(語彙力)
・読解力
あら?
これって
国語の力じゃありません?
例題です
<おみせで
ナスのてんぷら 5こと
カボチャのてんぷら 2こを
かいました
ぜんぶで あげものは
なんこ かったでしょうか?>
式) 5+2=7
答え)7個
簡単ですよね?
でも
子供によっては「0個」と
答えを出します
なぜか?
あげもの=揚げ物を
知らないのです
<ぜんぶで てんぷらは>なら
解けます
「あげもの」料理の一つに
「てんぷら」があることを
知らないのです
なので
説明もしないで
「からあげ」を問題に加えたら
大混乱してしまうことも
多々あります
小学生高学年になっても
同じようなことがおきます
「仕入れ」
「定価」
「値引き」
「割引」
「みこしの利益」
「実際の利益」
これら語句の関係説明が
必ず必要です
また
「~の□倍」
「~を基準にして□倍」
これらの
「の」「を」といった
助詞の使い方も
普段は正しくできているはずが
計算式を作るようにいうと
混乱してしまうようです
一つの言葉に
沢山の意味があるように
一つの現象を表す言葉も
沢山あります
色々な本を読み
色々な人と会話をし
色々な事象に触れて
経験を積んでいく
それだけでは
生活を送るのに不十分だから
「経験」を
「知識=学習」で補っていく
「知る」って大変だぁ(;´Д`)